宝物を手放すとき

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おはようございます。

水泳個人レッスンR-FORCEの西川です。

今朝はちょっといいお話を。

数年前、小学校1年生から6年生まで一緒に練習してきた選手がいます。

泳ぎは荒いものの身体の強さと強いメンタルを持ち合わせていました。彼との一番の思い出は4年生のときにJOに出場したこと。

このころの自分は独立して間もなく、仕事も少ない状態で他にアルバイトをしながら食いつないでいくという生活を送っていました。それと、やることがないから自分自身で勝手に本を書ていましたね。「西川流クロール」とか(笑)

でも、今思えば楽しかったし、あのころそんなにきついと思ったことはなかったかな。

さて、話を戻しまして、高校生になった彼のお母さんからLINEが来ました。

「楽しく水泳をしていたあのころを思い出させてほしい」

本当に本当に嬉しい連絡でしたが、正直不安と緊張で断ろうかとも思いました。

自分がこれまで見てきて、現在も一緒に練習している選手は一番大きくて中学生。それから小学校高学年が数名。この子たちはみんな全国のトップクラスで戦っていますが、高校生のトップ選手は初めてです。

ただ、自分に求められているのは6年間一緒に練習してきた選手にメンタルの面で楽にしてあげること。

それを再確認したとき、なんの迷いもなくなりました。

選手本人とは試合会場で挨拶に来てくれて話したのが1回。面と向かって話すのは5年ぶりかな。

プールサイドで再会後、すぐには泳がず30分ほど話しました。悩みは聞けるけど、いいアドバイスなんてできない。でも聞いてあげるだけでもいいのかも知れない。

悩みを聞きながらも、昔一緒にやった練習や面白い癖、こんな他愛もない話をしているうちに、昔の「俺とお前」に戻れた気が。

お前、小さいころ、キャッチアップやれっていうと「素人みたいだから他の練習にしてくれ!」って言ってたよな。そんな話をしながらキャッチアップをやらせる(笑)

久しぶり過ぎて敬語だった言葉もだんだん崩れて行く。

もうなんていうのか、物凄い不思議な感覚でした。

小さいころ必至でJO出場を決めたあいつが、JO常連となり、インターハイで活躍している。

そして、その選手が理由はともあれ戻ってきてくれた。

ちょっと泣きそうになりながら練習を見守りました。

IMG_5187写真は彼が3年生のときに、自分にプレゼントしてくれたメダルです。大事な大事な宝物のひとつです。そして彼はそのとき言いました。「JOで金メダル取ったら取り換えてあげるから!」と。

が、その話は覚えていないそうで…

今回の練習前に決めていました。このメダルを1回彼に返そう。そして彼が目標を達成したらもう一度このメダルを頂こうと。

メダルはハニカミながら受け取ってくれました。そして、目標はインターハイ制覇!と力強いLINEももらいました。

まずはKONAMI OPEN、そこからJO、インターハイ。

ここから熱い熱い時期に突入。

頑張れ!ずっと応援してるぞ!!


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